2024年11月4-10日の範囲

1-2. (ア)エホバは故意に犯す罪をどう見ていますか。(イ)エホバは罪を犯した人がどうすることを望んでいますか。

エホバは故意に犯す罪を許容せず、見過ごしません。エホバは、私たちが彼の正しい基準に従うことを望んでいます。エホバは罪に対して非常に厳格ですが、誰も滅びることなく全ての人が悔い改めることを望んでいます。そのため、悔い改めない者は滅びに至りますが、エホバと長老たちは悔い改める人々が再びエホバとの関係を修復できるよう支援します。

3. (ア)聖書には、罪を犯して悔い改めない人について、どうするようにと書かれていますか。(イ)悔い改めようとしない人が、会衆から除かれることを自分で選んだといえるのはどうしてですか。

聖書には、「皆さんの中から悪い人を除きなさい」と書かれており、重大な罪を犯しながらも悔い改めない人は会衆から除かれるべきとされています。悔い改めようとしないことで、その人は自ら会衆から離れることを選び、エホバの基準に従わない意思を示しています。

4. ある人が会衆から除かれたことについて発表されるのはどうしてですか。

悔い改めようとしない人が会衆から除かれた際、その事実が発表されるのは、他の会衆メンバーが聖書の指示に従い、その人との交友を控えることができるようにするためです。これは、会衆全体の純潔を守り、エホバの基準に従う決意を強固に保つためです。

5. 会衆から除かれた人をどう見るべきですか。どうしてですか。

会衆から除かれた人は、救われる見込みのない人としてではなく、迷い出た羊として見るべきです。その人が戻ってくる可能性を信じ、希望を持ち続けるべきで、長老たちはその人の悔い改めを促すために努力を惜しみません。

6. 長老たちは、会衆から除かれた人を助けるためにどんなことをしますか。

長老たちは、除かれた人に対し、再びエホバのもとに戻る方法を示し、定期的に訪問することで、その人が悔い改めたときに温かく迎え入れます。彼らは、その人が悔い改める兆候があるかどうかを確認しつつ、再び会衆に戻れるよう援助します。

7. 長老たちは会衆から除かれた人に関する問題を扱うとき、エホバに倣ってどのように思いやりを示せますか。(エレミヤ 3:12)

エホバはイスラエルの民が不従順であっても、悔い改めるまで何もしないのではなく、助けの手を差し伸べました。同様に長老たちは、罪を犯した人が戻ってくるように優しく手を差し伸べ、戻りやすい雰囲気を作り出します。

8. いなくなった息子の例えから、エホバが憐れみ深い方であることがどのように分かりますか。(ルカ 15:7)

いなくなった息子の例え話では、父親が息子の帰りを見つけるや否や、走り寄り抱き締めた様子が描かれています。父親が息子の行動を待つのではなく、自ら行動を起こしたことから、エホバが戻る意思のある人々に対し、積極的に受け入れようとする憐れみ深い神であることがわかります。

9. エホバは、罪を犯した人がどうすることを願っていますか。

エホバは罪を犯した人が悔い改め、自分のもとに戻ってくることを願っています。彼は戻ってきた人に愛と許しを示し、罪を完全に取り除こうとされます。このようなエホバの憐れみ深い態度は、長老たちが悔い改めの兆候を見逃さないよう努めるための模範となります。

10-11. 長老たちは、以前に会衆から除かれた人を助けるためにどんなことができますか。

以前に除かれた人に対して、長老たちはその人がどこに住んでいるかを把握し、訪問して再び戻るように温かく励まします。希望があれば、会衆復帰の前でも聖書レッスンを提供し、エホバとの絆が回復する手助けをします。

12. (ア)どんな場合に、長老たちは特に注意して判断する必要がありますか。(イ)特定の罪を犯した人にエホバが憐れみを示すことはないと決め付けるべきでないのはどうしてですか。(脚注も参照。)

特に注意が必要な状況として、児童虐待や背教、姦淫などの重大な罪を犯した場合、長老たちは悔い改めの度合いを慎重に見極める必要があります。エホバは心から悔い改めた人を再び受け入れるので、長老たちは決め付けを避け、憐れみを示す心を持つべきです。

13. 戒めを受けた人にどのように接しますか。会衆から除かれた人に対してはどうしますか。

戒めを受けた人には交友を続けることができますが、会衆から除かれた人とは交友を断つ必要があります。この指示は、会衆全体の清さを保つためであり、エホバの基準に忠実であり続けるためです。

14. 会衆から除かれた人にどう接するかについて、どのように判断できますか。

会衆から除かれた人に対し、招待するか、集会で簡単なあいさつをするかは各自の良心に基づきます。しかし、長時間の会話や私的な交友は控え、エホバの基準を保ち続けるようにします。

15. ヨハネ第二 9-11節の指示はどんな人への接し方に当てはまりますか。(「ヨハネとパウロは同じ罪について書いていましたか」の囲みも参照。)

ヨハネ第二9-11節は、背教的な教えや間違った行いを広めようとする人々への接し方について述べられています。そのような人にあいさつしたり交友したりすることは、会衆に悪影響を与えるため避けるべきです。

16-17(ア)エホバは罪を犯した人がどうすることを願っていますか。(エゼキエル 18:32)

答え: エホバは、罪を犯した人が悔い改めて戻ってくることを願っています。エホバは誰も滅ぼされず、再び友情を築けるようにと望んでいます。(エゼキエル 18:32、コリ二 5:20)

(イ)長老たちは、どのようにエホバと一緒に働くことができますか。

答え: 長老たちは、悔い改めを促すために罪を犯した人を助けることでエホバと一緒に働くことができます。エホバの親切と憐れみを示しつつ、罪人を支援する役割を担っています。(ロマ 2:4、コリ一 3:9)